tana
上野の東京都美術館で開催されている『ターナー』展を観にいきました。
英国ロンドンのテートギャラリーはターナー無くしては語れません。
産業革命時に描いた汽車の絵が有名ですね。
小学校の水彩や画材で「ターナー」という名前を聞いたことがあるかもしれませんが
そのイメージの元になった人です。
古典的な写実絵画から銀板写真へと時代がめまぐるしく変化する19世紀初頭に
絵画の存在意義を『印象』へと導いた先駆者の画家だと言われてます。
今回その汽車の絵は来日しておりませんでしたが、水彩画や油彩が多数展示されておりました。
若年時の緻密な描写から晩年へと傾向が光と影の追求へ変化していく様はとても見ごたえがあり、ため息が出ます。
ターナーが描くと灰色が銀色に見えるのですよね。
そして100年以上経っているのに斬新さを失わない・・・現代作品の
源のようなエッセンス。前人未踏の追求をしているのがキャンバスの筆致に表れていて感動しました。

冬休みまで開催していて混雑していなければ、生徒さんも連れて行きたかったのですが
案の定~、来週に会期終了なので大混雑;
教室の生徒さん用に絵本を購入しましたので油彩や風景画の参考にして下さいね。

ターナー回顧展
【会場】東京都美術館 
【開催日時】12月6日(火)-12月8日(水)
【休館】月曜
【公式HP】こちら