イマーシブアートがようやく日本に来ましたね。
コロナ前から海外で人気を博していた没入型ミュージアムです☆

首都圏では2か所、角川武蔵野ミュージアム(埼玉)とコレド宝町(東京)とで開催。
角川武蔵野ミュージアムはゴッホに絞った内容、コレド宝町は印象派全般になります。

前者はイタリア出身のgianfranco iannuzzi(ジャンフランコ・イアヌッツィ)氏。
こちらパリ在住のイアヌッツィ氏はイマーシブアートインスタレーションの先駆者で30年もの間、世界各地で手掛けてきたクリエイティブディレクターです。
ゴッホの展示は床の映像との連動で流れるような油彩の世界に迷い込むかのような錯覚。圧倒的な没入感でした!
フランスのみならずドバイやニューヨークで好評なのも納得です。
場内レイアウトも柱の仕切りを上手く使い、洗練されていました。

対して後者は印象派だけではなく、国内制作会社らしく《和》的な要素も。
ただ、モネの《ルーアン大聖堂》や《つみわら》のモーフィングは良かったものの、ズーム時のパーティクルからの切り替えが気になりました。
またイマーシブアートは立って観ると迫力が増しますが、都内はスペースの都合か殆ど観客を座らせる方式で手狭に感じたのが惜しかったです。今後に期待ですね!

角川武蔵野ミュージアムでは海外映像作品も紹介しており、今度はクリムトやピカソを体感してみたくなりました。

「ファン・ゴッホ-僕には世界がこう見える-角川武蔵野ミュージアム」ところざわさくらタウン(埼玉県)
「イマーシブミュージアム」コレド室町 日本橋 (東京都)