入選作品の展覧会が7月5日から8月25日まで神奈川県立地球市民かながわぷらざのプラザホールで開催されています。
92か国と一地域から2万3776点もの作品が集まり、世界の子供たちの力作が一堂に会するイベントです。
インターネットの普及により、膨大な情報が飛び交う現代社会。
パソコンを開けば世界に繋がり、何でも分かる気がしてしまいがちですが、各国の文化や風習に根ざした子供達の心までは理解することは出来ません。
何箱ものジュラルミンケースでイスラム圏の子供達が送ってきた作品がそのままの状態で展示されていました。
その銀色の箱の輝きのような、ギラギラと眩しい日差しを感じる風景が描かれています。
他には牛が足を怪我して、家族全員で涙に濡れている絵もありました。
スリランカからは点描のような細かさで廃材の用紙を使い表現した風景もあり、繊細な表現にため息が出ます。
会場のどの作品からも言語の壁をものともしない感情が渦巻いており、圧倒されました。
恒例の表彰式では海外からご招待された同世代のお子さんと同席してちょっとしたイベントも♪
生徒さんが絵画を通して、同じ趣味を持つ仲間が世界中にいることを体験することで成長してもらえたら幸いです。