mucha
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで
開催している、ミュシャ財団秘蔵『ミュシャ展』
パリの夢 モラヴィアの祈りの展覧会へ行ってきました!
日本TV開局60年特別美術展です♪
19世紀のアール・ヌーヴォーを代表するアルフォンス・ミュシャの
日本初公開の作品を含む240点という作品が来日~
国内でこれ程の大きな規模って20年ほど前の東京大丸でのミュシャ展以来だとおもいます。

やっぱりミュシャは華やか!の一言に尽きますね。
今の季節を絵で表現したかのように春めいた色合い。
柔らかなタッチで目を楽しませてくれます。

対して個人的にはその華やかな影にある第1次から第2次世界大戦の予兆を感じさせる作品が印象的でした。

彼は後期ナショナリズムに目覚め、チェコの民族運動の絵を数多く残しているのは
知っていましたが、第1次大戦時のおびただしい死人の山の絵には驚きました。
あの華やかな絵画で知られるミュシャがこんな素描を描いているとは;
広告の絵画技法を熟知した巨匠が描く戦争風景。それは時代を超えて当時のヨーロッパ戦線の悲惨さを私たちに痛烈に語りかけてきます。

彼の愛したチェコスロバキアは歴史的建造物が多くすばらしい町並みだと聞きます。
ミュシャの作品は首都のプラハで教会のステンドグラスをはじめ建造物の装飾を残し街を美しく彩っているようです。

いつか訪れてみたい気持ちになりますね。

■展覧会情報:ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り
【開催場所】森アーツセンターギャラリー
【開催期間】2013年3月9日(土)~5月19日(日)
【休館日】4月25日(木)
【開館時間】10:00~20:00(※但し、火曜日は17時まで/入館は閉館の30分前まで)