六本木の国立新美術館の搬出が完了しました。

バックヤードのゲートで手続きをして、関係者のシールをもらって中に入ると、
華やかなエントランスとは異なり、どこか工場に迷い込んだかのような雰囲気です。
美術館のバックヤードは数メートルもある大きな絵を出し入れするので、どこも天井が高いのが印象的ですね。
今回は個別でしたが、展覧会によっては全国画教室のトラックが沢山駐車しており、どの車も荷台には絵がギッシリという時も。
人は少ないのに、いつも絵から沢山の熱気が伝わってきます。

山のように積み上げられた絵画はどれも一所懸命描いたもの。
何日もかけてとりくんだ作品だから、みんな飾られたら嬉しいと思うのですが、会場のスペース的な物もあり、審査で選出されたものが展示されます。

その重みを感じながら、良かった時も、そうでなかった時も、その経験を糧に成長してもらいたいと思っています。