上野の国立西洋美術館にてアルチンボルド展が開催されています。
400年程前のハプスブルグ家に仕えたおかかえ画家で、フルーツや花を使った皇帝の肖像画が有名ですね。彼の作品は一度見れば忘れられないインパクトがあります。
なぜこの様な作品を描いたのかと言うと王室の植物園や動物園への入室が許可されたアルチンチボルドが全世界の領土や植民地から献上された品々を使い、皇帝の権威を内外に知らしめる広報的な活動を担ったことが理由でした。見る者を思わず笑顔にさせる油彩。その奇妙な作風はダリや江戸の歌川国芳にまで影響を与えたと言われています。

今回、興味深かったのは会場にあったアルチンボルドメーカー。
コンピューターグラフィックスの3D技術を使用し、撮影した人間をアルチンボルトさながら野菜で人物画に自動生成してくれます。正面、横顔と回転後にニンニクやズッキーニがごろんごろんと転がるのがちょっと爽快♪

似てるかと言われると「???」でちょっと怖い(^^;)
面白いので会場に行ったらせひ挑戦してみてくださいねv