東京、渋谷のBunkamuramura1Fアートギャラリー。
美術教育研究会でお世話になっている
アーティストの先輩が出品なさっておられる『森の夜明け』展を観に行きました。

ご卒業後に国費留学生としてイギリス国立アートアアカデミーで更に学ばれたと伺っておりましたが
日本とヨーロッパの香りが融合される様な質感!
素晴らしいファインアートにため息が出ました。
お会いするといつも朗らかで有難くお話させて頂いておりますが、
その優しいお人柄が絵に表れているようなそんな作品。
既存にはない新時代に切り込んでいく・・・前人未到の芸術表現にワクワクさせられます。

世の中で何か新しいものを作る時の多くは
チームを組み新規プロジェクトに臨むのが一般的ですが
芸術家は「プロ」としての追及を個人単位で行い、自分の内面で創り上げていくのです。
代わりの人は誰もいない世界。踏み込んだことの無い領域への探求。そのたゆまぬ努力に敬服します。

お隣には葉加瀬太郎さんの油彩が、またカフェ横には「世界子供図画コンテスト」入選作品が飾られ、B1ではピーターラビット展が開催されておりました。
渋谷Bunkamuraでは様々な作風の作品が
洗練された形で展示されており気軽に楽しめるアートスペースです。

その中で「森の夜明け展」はファインアートとはかくあるべきかを体現するかの如く
新境地へ誘う光明を放ってました。

hagaki