この4年ほどコロナ禍での対応やレッスン指導でWEBの方がすっかりなおざりになっていたので久しぶりに少しずつ見直そうと考えてます。
教室のサイトを立ち上げたころは、絵画教室のWEBは少なかったですが、動画も含めてかなり多彩になってきましたね。
昨今の生成AI技術の台頭を受けて、保護者さまから<この時代に絵画を学ぶ意義>についてのご質問がありました。たしかに近年は凄まじい速さで進化しています。

生成AI画像はこれまで発展してきたCG技術の延長線上にあり、数年前まで指向が北米に偏ってましたが、アジア圏への技術拡散からジャパン・アニメーション的な画風も出来るように進化してきました。
このAIの画像生成に関してはひとつのツールとして利用するにはアリかもしれませんが、仕上がった作品は<著作権不明な製品>に過ぎないのが現状です。

幼少期の美術は絵の技術向上に留まらず、粘り強く取り組む姿勢や、挨拶をはじめとするコミュニケーション能力も培っていきます。

ロボットが運動会で人間を越えるスピードで走ってゴールしても、(開発サイドの技術進歩の喜びはあれど)人間の頑張る姿からの感動では無いと思うのです。

子供たちは描く絵はその年齢まで経験してきた<心>を表しています。
いくらAIがその年齢の子供の絵を描いても、それは模倣でしかなく・・・胸は打たれません。
よって、児童教育ではあまり意味がないと考えてます。

デジタルネイティブの生徒さん達はグラフィックスツールを楽々と使いこなしています。
絵が好きでパッドでご自宅で描くお子さんも多くおられます。
<文章>は生成AIで書かれたものをプロがブラシアップして使うニュースが増えてきました。
<絵>もそういった風潮が到来しつつあると言われてますが、やはり実際に手を動かし、絵のスキルを伸ばすことが大切です。
培った技能があればこそ、技術を的確に扱えるようになるのではないでしょうか。

それを踏まえ「子供の絵画教室|大倉山」ではアートで深堀するICT教育のカリキュラムに力を入れています。