所属している女子美術大学美術教育研究会へ。
コロナが明けて久々の会合。
たくさんの方々にお会いし、有難く充実した時間を過ごすことができました。
また今回は(株)さくらクレパスさんのワークショップに参加させて頂き、担当の方から貴重なお話を伺いました。

基本的に絵の具というものは「着色材」+「展色材」で出来ており、その展色材によって用途が決まります。
「着色剤」は染料の場合その粒子のサイズは1~3nm、また「顔料」は50~1,000nm。
サインペンのインクは基本に染料で造られておりますが、その中で「ポスカ」など振らないと描けない製品は顔料を使っているのが理由です。
染料は溶解性で基本透明ですが、顔料は不透明で堅牢だと言われてます。
今回はクレパスの展色材によって異なる描き心地や効果を体験させていただきました。
多くの人が普段何気なく使っているクレパスですが炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムの違いを認識して描いてみると、今まで目に映っていた作品が新たなものに変化して興味深いですね。
アートはサイエンス的な側面を多分に内包しているのだと再認識する機会になりました。

当「子供の絵画教室|大倉山」でも染料、顔料をはじめ数多の画材をご用意して、お子様に本格的な美術体験をしていただけるようにしています。

教室での学びが皆さまにとって有意義なものになるよう、これからも研鑽に努めてまいります。