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エジプトの『パピルス』をご存知ですか?
今から約5000年も前に古代エジプトで作られた世界最初の紙です。
原材料は同じくパピルスというナイル川の岸辺に生えている植物で
英語で書くと『papyrus』。それは紙を意味する『paper(ペーパー)』の
語源だと言われています。

本日の工作ではその『パピルス』紙に色を塗ってみました♪
綿密な絵を描くのはまだ難しい小さいクラスの生徒さん。
思い思いの色をイメージして塗ってもらうことから
5000年前に描かれてた『エジプト絵画』を体験してもらいました。

「紙と違ってザラザラしてる~!」不思議な感触に見入ります。
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『スカラベ』という幸運を運ぶ虫はレインボーカラーに、
『エジプトの女神さま』はピンクと赤。それぞれ思い思いのイメージが素敵です♪

四大文明のひとつであるエジプト文明。
『パピルス』はその古代エジプト関連の美術展や博物館展にもよく展示されています。

今回はこのレプリカを大切に取っておいて欲しいので
さらに和紙を使用した額縁を工作してもらいました。
和紙はコウゾやミツマタを原料にした長野県産を使用。
蛍光材が入っていないので柔らかい風合が感じられます。

その和紙で「墨流し」を施します。墨のさまざまな変化に
ドキドキ、わくわく・・・!
下地の作成からすごく頑張って取り組んでくれてくれました。
額装は結構大変なので、また次回に持ち越しです=3

生徒さん達が成長されてからこの工作を見返した時、
きっとまた発見があるかと思います。

「絵(美術)」は「歴史(社会)」と深く結びついていることを
感じてもらえれば幸いです。

【関連情報】

メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神
2014年7月19日(土)~9月23日(火・祝)まで
東京都美術館で開催
【公式HP】はこちら