上野公園の東京国立博物館で70年ぶりの「古代メキシコ」展が開催中です!
日本では近年珍しいマヤ、アスティカ、テオティワカンという三大文明の展覧会です。

メキシコ文明はおよそ紀元前2000年代に中央アメリカ(メソアメリカ)で勃興しました。
太陽や月の動きの知識で神官が君臨したアステカ、各都市同士の交易と戦闘で隆盛したマヤ、軍事化した民族が作ったテオティワカン。
それがスペイン人の支配により1521年にアステカ帝国が、1697年にマヤ文明の中心都市タイツァの陥落で終焉を迎えました。
今回の目玉は近年発掘されたレイナ・ロハというメキシコ中央の古代都市パレンケで隆盛を極めたパカル王の妃の墓から発見された宝物です。
メキシコの至宝と名高いパカル王の翡翠面は流石にありませんでしたが、真っ赤な辰砂に囲まれた女王の姿は王と同じ埋葬様式。
辰砂は現在でも絵具に用いられていますが、世界各地で古来から珍重されてきた<赤>でした。
硫化水銀を含んでおり、退色しないので魔除けとしても扱われた歴史があります。
今回の展覧会ではイメージカラーに用いられてますね。

今回は首都メキシコシティを代表するメキシコ国立人類学博物館から貸し出された展示物がメインでした。
こちらのメキシコ国立人類学博物館は巨大な遺跡が多数収蔵されているのですが、大型の遺跡を日本に持ち込むことは難しいようで比較的小さな作品が多かったですね。
紀元前1000年ごろに栄えたという初期オルメカの巨石人像を期待していたのですが来てませんでした・・・ザンネン。

教室では同じくマヤ文明で大英博物館所蔵のヤシュラン石碑を用いたワークショップを開催予定です☆