先日、塾の説明会へ行ってきました。
最近のお子さんで算数の図形が頭に入っていないケースが増えているそうです!
こ、これは大変~;

絵が好きで沢山描いてたり、絵画教室でレッスンをしっかり受けていれば
平行、消失点からなる透視図法の概念が自然に身に付くので
小学校高学年で習う図形に戸惑うようなことはないと思うのですが・・・。

空間に関するイメージを頭の中に構築しにくいのでしょうか!?
実は絵は創造力を育む教科なのでこの「想像力」というものもかなり鍛えられます。

主要5教科に比べると軽んじて考えられがちな美術ですが「絵を描く能力」には
その主要科目との相互作用があるので様々な面で多々役に立ちます。

さらっと書いても以下の通り。
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【主要科目】⇔【美術】その相互作用
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【算数】算数の図形⇔
【美術】空間把握能力を養う能力はスケッチ・デッサンで向上。

【理科】動植物、実験のスケッチ⇔
【美術】観察力をあげる植物ボタニカルアートや動物のスケッチ等で視覚的に興味を促す。

【社会】地理の地図、歴史⇔
【美術】古代美術品のレプリカ制作や古典絵画の模写などの側面からビジュアルで歴史を学ぶ事が出来る。地図も空間把握能力を養うデッサンで鍛えられる。

【国語】文章力⇔
【美術】文章のみでは表現出来ない事を絵にあらわすことで、意識の共有化を促進させる事ができる。詩や物語の挿絵などの国語の授業で役立つ。習字はフォント講座でバランス感覚を促す。
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これら主要教科に繋がることを幼少期~低学年で
実体験を伴いながら学べるカリキュラムを作って取り組んでいます。
高学年では更に油彩、CG(コンピューター・グラフックス)のレッスンも導入しております。
昨今ITは欠かせないですよね。
「絵」からパソコンの世界に入ることで
「PCでクリエイトしたい!」という制作意欲が芽生えます。
既存のデータではなく自分で描いた絵をプログラムで動かす事だって(やる気があれば)可能です。

塾に通う事だけでは得られない、机の上だけの学習ではなく
多角的に勉強の楽しさを発見できる場所、それが美術なのかも知れません。

そんな教室にしたいと思っています。
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◆小学校1年生の立方体デッサン
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