
リアリズムの巨匠、森本草介先生から思いがけず
ご案内を頂き、雪のバレンタインデーに観てまいりました。
「わたしの目にはセピア色のレンズがはまっており、見るもの全てがセピア色なのです」
そのご紹介の通りセピア色のアトモスフィアが漂う心象風景。
絵を前にするとその世界に取り込まれて時間が止まったような印象を受けました。
色味とその細密さからアンドリュー・ワイエスに近いトーンイメージだったのですが
いざ絵を前にすると雰囲気が柔和で・・・・暖かい気持ちに包まれました。日本人的な感覚に根ざした親近感を覚えますね。
そして森本先生がコメントに書かれていた「余白を利用した油彩」と言う言葉に頷きました。
一般的に西洋絵画は画面全体をキッチリ埋めて描き上げるのに対して
日本画は何も描かない「余白」を利用して絵を完成に導くと言われています。
綿密に描かれているのに、描いていないようなリアルなタッチには息を呑みますね。
西洋から来た『油彩』で日本古来の空間技法を生かしつつ現代的に描かれた作品群は素晴らしかったです。
千葉のホキ美術館にも近いうちに是非行ってみたくなりました。
- ホキ美術館所蔵『森本草介展』
- 【期間】2月5日(水)~2月17日(月)
【場所】東京 日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
【時間】AM10:00~PM6:30(午後7時閉場)
