同じ「芸術」というジャンルの中にある音楽と美術。

今日、素敵な音楽の先生とお会いする機会があり
「何でもコピー出来てしまう子」についてのお話になりました♪
聞いた曲を一度で弾けてしまう、並外れた能力を持つお子さん!!!
音楽の世界にはおられるのを聞いたことがあります。

そして「絵画の世界にもその様なお子さんはいらっしゃいますか?」と。

「あー・・・」

「・・・・・」(悩)

「いませんね~;」

改めて考えてみると幼少期に「観た物をそのままコピーして描ける」って
見た事も聞いたこともないような。
何故なら、幼少期のお子さんは対象の特徴を目で捉える事は出来ても手先は未発達。訓練と年齢を重ねるにつれ繊細な表現が出来るようになってはいきますが未就学の身体能力では「コピー(=複写機並みの精度)はあり得ないのです;
なので絵画の指導的見地からはその発想自体がなく(スミマセン!)
「なるほど!さすが音楽家の視点だなぁ」と感服しました=3
専門的見識が高いからこそのご質問。自分にとっても興味深いテーマです。

環境と訓練と才能による早熟の天才と言ったらラファエロとピカソですね。
このラファエロ10歳代の自画像とピカソ14歳の油彩は凄まじいです。
rafa01
ピカソ01
とはいえ、どちらも小中学校くらいの年齢にはなっています。

音楽分野の方が才能を幼くして開花出来る印象ですね。
それに対して美術は早くても小学校高学年でしょうか。
もちろん「いきなり」ではなく「才能」と「積み重ね(=レッスン)」がバックにあるのは言うまでもありません。

美術は19世紀に「写真」が世に出て以来、偏重気味だった写実主義は見直されました。
正確無比なデッサンは技術的には素晴らしいものの
現代では本人の「持ち味」もまた非常に大切になってきています。

なので小学生のうちはテクニックなどの巧みさの優劣に惑わされず
自分にしか表現できない、強力な「何か」を持てる様に
なるのが一番なのではないでしょうか。

色彩のセンス、緻密な表現、大胆な構図、豪快な筆、デッサン力・・・そしてアイデア(発想力)。
どれも甲乙付け難く、素晴らしい能力です。

またそれを支えるのは「絵を描くのが楽しい」という”想い”以外に他なりません。

「子供の絵画教室|大倉山」では十羽一からげ的なテクニックを教えるのではなくそのお子さんの良い所を見て、様々な方向から伸ばせる様にアプローチをしています。