
上野公園で開催中の「西洋絵画、どこから見るか?」
サンディエゴ美術館から日本初の作品が49点、来日しました。
昨年のSOMPO美術館「カナレットとヴェネツィアの輝き」で観た風景画や、国立西洋美術館の常設展示にある作品が織り交ぜられ、比較しながら楽しめるような構成になってます。
注目すべきは、スペイン静物画(ボデゴン)の傑作と言われるフアン・サンチェス・コターンの《マルメロ・キャベツ・メロンとキュウリのある静物》1602年。
ナポレオンに押収されるまでスペイン王室コレクションだった作品でTVでも取り上げられた話題の一枚です。
17世紀の写実画はバロックの潮流の影響を受けたからでしょうか、明暗が劇的で物語性を想起させるような画面構成が神秘的ですね。
巧みに計算された光とその静謐な雰囲気はただの静物画ではない、神々しさを鑑賞者に印象付けます。
この絵画的でリアルな描写は受け継がれ、バルセロナのヨーロッパ近代美術館(MEAM)を筆頭にスペイン独自の現代写実絵画として今なお世界を魅了しています。
写真を超える精緻な描写、その原点のひとつに出会った気がしました。
- 西洋絵画、どこから見るかールネサンスから印象派まで
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【会場】国立西洋美術館(東京・上野)
【開催日時】
2025年3月11日(火)~6月8日(日)9:30-17:00
【公式HP】こちら
